今月の企画コーナーのテーマは「対談」です。
広く「鼎談」「座談」も含みます。
対談記録は、文章表現とは違う緊張感があります。
こうした対談記録を出版し始めたのはいつからなのでしょうか。
「座談」は、菊池寛、徳富蘇峰、芥川龍之介、山本有三の座談会を、
昭和2年の「文芸春秋」に発表したのが始まりとされているようです。
今回は肩の凝らないおしゃべりから論争に近いものまで集めてみました。
『大逃走論』(小田・安岡)や『対論』(野坂・五木)などは、70年前後の状況がよみがえってくるようです。
『恐怖対談』シリーズは、吉行淳之介がホストの人気対談。
落語がお好きな方には『芸談』の数々を。
紙月書房